古代の人々は氷河期にどうやって凍えずに眠っていたのか
マイナス25度の夜、岩のひさしの下で眠り、朝には無事に目を覚ます。羽毛も化学繊維もない古代の狩人は、そんな夜を一生のうちに何千回も越えてきました。一晩じゅう焚き火で暖まっていた、という答えは、ほぼ間違いなのです。
凍える中で眠る人のいちばんの敵は頭の上の空気ではなく、背中の下の地面でした。南アフリカの洞窟で見つかった約20万年前の草の寝床、体を丸める姿勢の意味、身を寄せ合って眠る知恵、断熱材としての雪。さらに1958年にオーストラリア中央部の砂漠で行われた実験では、ピチャンチャチャラの人々が、震える科学者たちのすぐそばでぐっすり眠っていました。
寒さに対して体を節約する人々と、もっと強く燃やす人々。褐色脂肪のはたらき。そしてスペイン北部の「骨の穴」で見つかった約43万年前の骨から始まった論争、古代の人々はクマのように冬眠できたのか。寒さを生き抜いてきた人類の知恵をたどります。
チャプター
0:00 マイナス25度の夜
2:41 焚き火の落とし穴
4:27 眠りが体を弱くする
5:57 本当の敵は地面
7:20 20万年前の寝床
9:40 眠るときの姿勢
11:52 砂漠の実験と体の中の違い
15:31 節約するか、燃やすか
17:31 断熱材としての雪
18:47 骨の穴と冬眠のなぞ
参考資料
バルツィオカス、アルスアガ「アタプエルカの人類における冬眠」(ラントロポロジー誌、2020年): https://doi.org/10.1016/j.anthro.2020...
ボーダー洞窟(ウィキペディア英語版): https://en.wikipedia.org/wiki/Border_...
シマ・デ・ロス・ウエソス(ウィキペディア英語版): https://en.wikipedia.org/wiki/Sima_de...
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