江戸の旅人が木賃宿に泊まった本当の理由|薪代だけで泊まれた宿の食事と旅の暮らし|江戸めし物語
武蔵の村から、亡き父の願いをかなえるため伊勢をめざす百姓・弥市。
彼が向かったのは、宿場のはずれにひっそりと建つ、灯りのとぼしい一軒の宿——木賃宿でした。
「木賃」とは、薪の代金のこと。
旅人は自分の米を背負ってきて、宿のかまどと薪を借り、自分の手で飯を炊きました。
二度の膳がつく旅籠が一晩二百文ほどだった時代、木賃宿はその五分の一にも満たない宿だったといいます。
では、旅籠に泊まれない人々は、長い道中、どこで眠り、何を食べていたのでしょうか。
この動画でお話しすること:
・「木賃」とは何の値段か——日本でいちばん古い宿のかたち
・干飯と米を携えた旅と、慶長十六年の「人三文・馬六文」
・旅籠の誕生と、広重が描いた御油の留女
・旅籠の五分の一——一晩五十文足らずの宿
・土鍋で炊く飯と、梅干しひとつの夕餉
・同じ夜、通りの向こうの旅籠の膳
・薬売り、巡礼の婆さん、旅芸人——木賃宿に身を寄せた人々
・米は何合背負ったのか、木賃米代と布団代
・伊勢まで三十晩、百姓の財布の勘定
・伊勢路の施行と、道ぞいの人々の情け
・雑魚寝の夜と、芭蕉の句「ひとつ家に遊女も寝たり萩と月」
・夜明けの握り飯と、旅籠の客・新兵衛との出会い
・背負った米が教えてくれること
一皿の裏には、いつも人の暮らしと物語があります。
今日も、ゆっくりとお付き合いください。
誰かの手のぬくもりを思い出す、忘れられない一杯のご飯はありますか?
あなたの食卓にも、江戸から続く一皿があれば、ぜひコメントで教えてください。
もっと聞いてみたいという方は、チャンネル登録をしてお待ちいただけたら嬉しいです。
今日も、江戸のごちそうさまでした。
◆目次
0:00 夕暮れの宿場、米を背負った男
1:18 旅立ちの前の晩、女房がととのえた荷
1:53 宿場のはずれの一軒家
2:33 「木賃」とは何の値段か
3:59 干飯と米を携えた旅、宿のいちばん古いかたち
5:03 慶長十六年、人三文・馬六文
5:39 旅籠の誕生と、御油の留女
6:51 旅籠の五分の一、一晩五十文の宿
7:33 名物を横目に歩いた弥市の一日
8:26 木賃宿の土間と囲炉裏
9:52 自分の米を、自分の手で炊く
11:41 梅干しひとつの夕餉
12:40 同じ夜、通りの向こうの旅籠の膳
13:25 囲炉裏ばたの泊まり客たち
14:13 江戸の町なかの木賃宿
14:38 薬売りの話と、婆さんのたくあん
16:48 米は何合背負ったのか、木賃米代
17:42 屋根代と布団代
18:18 伊勢まで三十晩、財布の勘定
19:50 伊勢路の施行と人の情け
20:34 雑魚寝の夜と芭蕉の句
21:51 固い板の間と、人の寝息
22:50 夜明けの握り飯
24:21 旅籠の客・新兵衛との出会い
25:30 木賃宿とは何だったのか
26:23 伊勢へ、そして木賃宿の名のゆくえ
27:22 背負った米が教えてくれること
※ 本動画は史料・言い伝えをもとに再構成した歴史文化の物語です。金額・年代など一部は諸説あります。本動画では、台本の構成、ナレーション、映像、画像、編集の一部にAI技術を活用しています。
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