【朗読】山本周五郎『乱刃ふたり蔵人』
★一口メモ★
「乱刃ふたり蔵人」 お聴きいただきありがとうございます😍
1936(昭和11)年『新少年』11月号に初めて掲載された作品です。
山本周五郎32歳でした。
この年は、ベルリンオリンピックが開催され、前畑秀子選手が女子200メートル平泳ぎで優勝しました。その際の実況放送での「前畑がんばれ」が大きな話題になりました。
藤山一郎の『東京ラプソディー』などの映画・歌謡曲と並んで、浅草の喜劇、宝塚歌劇、少女歌劇、レビューも人気でした。
そのモダンな文化の一方で、
2.26事件の起こったこの年は社会全体に政治への不安や緊張感が漂っていた時期です。
学校、新聞などで、軍事や国威発揚を意識させる話題が増え、「神風ブーム」や軍国調の歌・作品が流行し、国民の意識が次第に戦時色へ向かっていきます。
そんな時代に書かれたこの作品、戦国ものではありますが、ちょっと意外な趣の主人公の登場、そして意外な展開もお楽しみいただけたら嬉しいです❣️
<用語解説>
○階段(きざはし)=昇降するために造った段。階段。
○矢声(やごえ)=①物に矢を射当てた時、射手が声をあげること。またその叫び声。
②戦いの始めに両軍が遠矢を射会う時、互いに高く発する声。
○小具足(こぐそく)=武装の際の付属具。鎧の脛(すね)当てなど。
○長巻=太刀の中心を長く作り、鍔(つば)を入れて長い柄(つか)を加え、表面を手縄や紐などで巻いたもの。戦場に携えて、人馬の足などを払い倒すのに用いた。長巻の太刀。野太刀。
○無ニ無三=(ここでは)脇目も振らず、ひたすらなさま。しゃにむに。
○便便(べんべん)と=時間を空費するさま。
○激浪(げきろう)=激しい波。荒い波。〜に揉まれる。
○凱陣(がいじん)して=戦いに勝って軍隊を引き上げること。
ご視聴ありがとうございました😘
また色々聴いてくださいね💖
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