なぜ私たちはサハラ砂漠を本当に探検できないのか?
海でいちばん深い海溝まで地図にし、宇宙から車のナンバープレートまで読み取れるのに、地球最大の砂漠に何が埋まっているのかは、いまだにわかっていません。誰も挑戦しなかったからではありません。サハラそのものが、純粋な物理の力によって、それを不可能にしているのです。
面積は約930万平方キロメートル。アメリカ本土をすっぽり飲み込むほどの広さです。高さ150メートルを超える砂丘が毎年数メートルずつ動き、道路もキャンプも埋めてしまいます。光学衛星に見えるのはいちばん上の砂だけで、地中レーダーも数メートル先で散ってしまいます。けれども砂の下には、かつての「緑のサハラ」が眠っています。カスピ海より大きかったメガチャド湖、ティラノサウルス・レックスより大きなスピノサウルス、そして知られている子孫を残さずに消えた人々です。
ヘロドトスが伝える、砂嵐の中に消えたカンビュセス2世の5万人の軍隊。星と砂を読んで旅するトゥアレグの人々。LiDARを積んだドローンと人工知能で砂に打ち勝とうとする研究者たち。そして今も広がり続けながら、かつてない大雨にも見舞われているサハラ。地球最大の砂漠が秘密を差し出さない理由に迫ります。
チャプター
0:00 はじめに
1:46 想像を超えるスケール
3:20 すべてを飲み込む砂の海
4:46 最新技術がお手上げの理由
6:05 緑のサハラ
8:12 消えたメガチャド湖
10:02 スピノサウルスの川
11:26 砂を取り除いたら
13:31 砂漠を読むトゥアレグの人々
14:39 消えた5万人の軍隊
16:41 砂に挑む新技術
18:00 広がり続ける砂漠
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